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東京都の石原慎太郎知事は10日の定例会見で、長男で自民党幹事長の石原伸晃氏にこんな“爆弾発言”をしていることを明かした。
【フォト】伸晃氏、政権追及チャンスも不発…父に“負い目” 伸晃氏が「石原新党」構想について「(父が)利用されているようにしか見えない」と述べたことへの感想を求められ、「私は誰にも利用されてません。 SEIKO セイコー私の行く道、やることは自分で決める」と反論したあと「彼は彼の立場があるわな…」と冒頭の発言に。 「わけのわかんない政党にいて損する」とも。IWC ポルトギーゼ「かわいそうだと思う、言いたいことも言えずに。すぱっと辞めたほうが人気が出る」とアドバイスした。レディース腕時計 また、たちあがれ日本の会合で語った「皆さんに命を預けるから一緒にやろうじゃないか」との発言については「命を預けるってのは私の常套(じょうとう)文句。この国に命を預ける、という文脈だったつもり」とかわした。Casio カシオ 人はなぜゲームにハマルるのかを、プレイ動画や画面写真を見ながら楽しくかつまじめに考える当コラム。今回は、これまでとはちょっと視点を変えてプレイヤーが誰も遊んでいない状態のときの演出、いわゆるデモ画面をテーマにしてお送りしたいと思います。シャネル 財布 デモ画面あるいはトレーラー映像は、ユーザーが今まで見たことのないゲームの内容を知るためには欠かすことができない存在です。例えばゲームセンターでは、我々ユーザーはまずデモ画面をざっと見てから「遊び方も何となく分かったし、これは面白そうだ!」などと関心あるいは確信を持ってから初めてプレイしよう(お金を払おう)とアクションを起こすことにつながります。Titoniチトニ Cosmo と、ここでひとつの疑問がわいてきます。今までまったく遊んだことのないゲームに対して、なぜ私たちは店員や周りにいる人にも相談せずにデモ画面を見ただけで興味がわき、ついつい財布のヒモを緩めてしまったのでしょうか? そのカラクリを調べてみると、やはりそこには面白いヒミツが隠されているのです。ベルト belt グッチ ●アーケードゲームはデモ画面の出来栄えが命! 冒頭でも触れましたが、アーケードゲームはお客さんに筐体や画面をひと目見ただけで、「絵がとてもカッコイイ!」「面白そう!」などと興味を引くことができるかどうかが生命線と言っても過言ではありません。もし仮に、誰もプレイしていないときは画面内にタイトルロゴだけが表示されるゲームがあったとしたらどうでしょうか? 答えは言わずもがな、その画面を見たお客さんに対していったいどんなゲーム内容なのかがまるで伝わらず、すぐにお金を払って遊ぼうという気にはならないですよね。 SWATCH スウォッチ 家庭用ゲームにおいても、お店の棚に並んだパッケージやポスターを見ただけではその内容がなかなかピンとこないもの。そこで、店頭に売り物とは別にデモ用の実機やトレーラー映像を流すモニターを設置することによって、ユーザーはゲームの特徴を明確に理解できるようになります。Rolexロレックス プリンスつまり、ゲームの本編とは別にわざわざデモ画面を用意するのは、新規のユーザーに対してその内容を宣伝する役目があるからというのが大きな理由のひとつなのです。 では、ここからは実際に過去のヒット作がどんなデモ画面を用意してユーザーに自らの存在をアピールしていたのかを見ていくことにしましょう。Rolexロレックス エアキング まずは過去の当コラムでも何度も取り上げている、1978年にタイトーが発売して空前の大ヒットとなったシューティングゲームの「スペースインベーダー」から。本作では敵のインベーダー各種の紹介および倒したときの得点リストと、実際のステージで戦っているところの2種類のデモを交互に流すことで、画面を見た人に対してゲームの遊び方を教えてくれるようになっています。Rolexロレックス エクスプローラー このような仕組みは、インベ―ダーブームとほぼ同時期に登場した他のメーカーの作品でも見ることができます。 以下の動画(http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1202/10/news092.html)は、1979年にナムコ(現:バンダイナムコゲームス)が発売した当時のヒット作「ギャラクシアン」のデモ画面ですが、本作でもやはり敵の種類ごとに得点リストが表示されることが分かります。Rolexロレックス サブマリーナただ目の前にいる敵を撃つだけでなく、その種類によって得点が変わるという本作ならではの個性をアピールしているというわけですね。 さらに「ギャラクシアン」のデモ画面をよく見ると、一番上に表示される黄色い敵(ギャルボスといいます)の「CHARGER」(※)と書かれた側の得点が、点滅するごとに4種類の数字がローテーションで出てくるようになっていることに気がつきます。 フェンディなぜ同じ敵なのに複数のスコアが存在するかというと、倒したときのシチュエーションによって加算される得点が変化するから。しかしこの表示だけでは、初めて見た人にとってはいったいどんな法則で得点が変わるのかが正直ピンときません。Rolexロレックス その他の ※「CHARGER」:敵が画面上の集団を離れ、降下して攻撃中の状態を指します。なお、「CONVOY」は敵が待機中の得点です。 Titoniチトニ Impetus この問題を見事に解決したのが、同じくナムコが1980年に発売したアクションゲームの「パックマン」、および1981年に登場した「ギャラクシアン」の流れをくむシューティングゲームの「ギャラガ」です。動画(http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1202/10/news092.html)をご覧になれば明らかなように、本編のデモとは別に基本ルールを教えるためのデモシーンをわざわざ用意することによって、ただキャラクターのリストを表示するよりも得点の法則がずっと覚えやすくなっています。Casioカシオ Sport特に「ギャラガ」においては、ボス敵(ボスギャラガ)を撃つ場面だけをフォーカスしたデモのおかげで、「ギャラクシアン」よりも編隊飛行の形態によって得点が変わることが初見の人にも伝わりやすくなっています。 このように、得点が入る場面をフォーカスしたデモを取り入れた例は他のメーカーが同時期に発売した作品でも多く見られます。Longinesロンジン Elegance 一例を示すと、1982年にユニバーサルが発売したアクションゲームの「Mr.Do!」。本作においても、得点の入る条件を説明する専用のデモ画面を導入したことによって独特のゲームシステムを大いにアピールしているのです。Rolexロレックス サブマリーナさらに実際のステージを使用したデモ画面をよく見ると、チェリーを8個連続で取ったときには500点のボーナスが加算されたり、画面中央に出現するショートケーキを取ると同じく1000点が入ることも分かるように見事に計算されて作られています。 昔のゲームの画面に表示される文字はもっぱら英文(アルファベット)で、国産のゲームでも日本語が一切出てこないことはごく当たり前でした。Rolexロレックス プリンスこれでは英語を習ったことがない子どもにとって、メッセージが表示されてもそれがいったい何を意味しているのかが全然理解できません。ですから、後年コンピュータの性能が向上したことなどによって、日本語の表示が導入されるようになっただけでもたいへん画期的なことでした。Omegaオメガ アクアテラ日本語の表示が増えるにつれて、当然ながらデモ画面の説明もより分かりやすいものになりました。インストカード(※)と同様に画面内にも日本語でルール説明が表示されるようになれば、ユーザーがよりゲーム内容を理解しやすくなるのは至極当然ですよね。Titoniチトニ Madison ※インストカード:ゲームの筐体に貼ってある遊び方やプレイ料金などが書かれた紙のこと。 日本語の表示を交えたデモ画面の中でも、発売当時に筆者が特に感銘を受けたのはタイトーが1986年に発売したアクションゲームの「バブルボブル」。Titoniチトニ SpaceStar実は筆者、本作を(他の人がプレイしているところを)初めて見たときはゲームのルールがまったく理解できなかったのですが、デモ画面を見たらアニメーションと同時に分かりやすい日本語の説明文が表示されたおかげで、「あ、こうやって遊べばいいのか!」とすぐに理解することができました。 またも繰り返しになりますが、アーケードゲームでは見た目のグラフィックスの美しさやカッコよさだけでなく、ゲームのルールも同時に理解させていかに面白いと思わせるかが非常に重要なポイント。 バーバリープレイヤーは貴重なお小遣いを使ってゲームを遊ぶわけですから、デモ画面を上手に活用して「面白そうだ!」という一種の信用をユーザーから得られない限り、そうやすやすと投資をしてはもえらないのです……。 ●プレイヤー以外の人を楽しませるのもデモ画面の大事な「お仕事」 デモ画面はゲームの内容を説明するのと同時に、見ている人の目を楽しませる効果も大いにあります。IWCなお、ここで言う「人」とは直接そのゲームを遊んでいるプレイヤーだけでなく、その周囲で画面を眺めていたり偶然通り掛った人も含みます。 その端的な例として、冒頭に続いて「スペースインベーダー」のデモ画面を再度取り上げてみましょう。Longinesロンジン Master本作には、実はスコア表示とは別にもうひとつ面白いアイデアが盛り込まれています。過去に本作をプレイしたことのある人はいったいそれが何だったのか、ちょっとここで思い出してみてください。ベルト belt シャネルもう昔のことなので忘れてしまったよという方、答えは動画をどうぞ!(http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1202/10/news092.html) もうお分かりですね? その答えは、「PLAY」の「Y」の文字だけが上下逆さまの状態で表示され、これを画面外から飛び出してきたインベーダーが正しい向きに直すユニークな演出があることです。こんな変わった場面を一度でも目撃した人は、きっとゲームの存在を容易に忘れることができなくなるハズ。TISSOT ティソ例え英語で書かれたタイトルロゴや説明文が一切読めなかったとしても、その存在自体を覚えてもらうには十分な宣伝効果があると言えるのはないでしょうか? さらに画面をよく見ると、倒すと高得点が入る敵のUFOの得点表示が「MYSTERY」と書かれていることに気づきます。何やら開発者からの、「いったい何点入るかは遊んでみてのお楽しみ!」というセールストークが聞こえてくるかのようですね。Rolexロレックス チェリーニ チェリニウム また、ナムコが1982年に発売したアクションゲーム「ディグダグ」のデモ画面には、主人公が地面を掘った後にタイトルロゴがゴトンと落ちる愉快な演出があり、思わず目を奪われてしまいます。 この他にも、サッカーゲームではデモ画面中にプレイヤーが実際に遊んだときのゴールシーンを再度流したり、対戦格闘ゲームでは各キャラクターごとにプロフィールや人気ランキングを表示するなど、そこを通り掛かった人が少しでも目に止まるよう工夫を施している作品がいろいろあります。Longinesロンジン Heritageみなさんもゲームセンターに行く機会があったときには、ぜひ各タイトルごとのデモ画面にも注目してみてください! また、デモ画面にはプレイヤーの目と同時に耳も楽しませるという面白い例もあります。以下の動画は、ナムコが1984年に発売したシューティングゲームの「ギャプラス」ですが、本作ではショットを発射したり敵を破壊したときの音がデモ画面では一切流れません。IWC ポートフィノですが、例外として敵を捕まえる効果がある「ファランクス」というパワーアップを装着したときのビーム発射音と、チャレンジングステージでスコアをカウントするときの音の2種類だけは音が鳴るようにしてあります。では、なぜデモ画面ではわざわざ本来鳴らすハズの音をあえて出さないのでしょうか? その答えとして考えられるのは、ひとつは店員が各機械ごとにデモなのか稼働中なのかが区別しやすく、なおかつ故障していないことを確認できるようにすること。D&G レディスシリーズそしてもうひとつは、特定の場面だけ音を鳴らすことで通り掛かった人に「何だ今の音は?」などと驚かせ、その存在にすら気づかなかった人をも反射的にゲームのほうを振り向かせる効用があるからでしょう。これはすでにご紹介した、「ギャラガ」や「ディグダグ」「バブルボブル」でも同様です。IWCみなさんもぜひ、動画を再生した状態でブラウザを隠し、突然音が鳴ったときのインパクトを確かめてみてください。 このような普段の私生活ではまず聞く機会のない、個性的な電子音を利用して客の興味を引き付けるアイデアは「アイキャッチ」ならぬ「イヤーキャッチ」効果とでも名付けることができるでしょうか? ちなみに、「ギャプラス」の発売当時にゲームセンターで働いていた経験を持つ筆者の知人は、「いまだに『ファランクス』の音が耳に残って離れない」と証言しています(笑)。Titoniチトニ Business また、ある著名なサウンドコンポーザーからは「アーケードゲームのサウンドを作るときは、いかに聞いた人の耳に残る音を作れるか、他のゲーム機が鳴らす音と交ざってもしっかり聞こえる音が出せるかにいつもこだわっている」というお話をお聞きしたことがあります。こんなところにもプレイヤーがゲームにハマルきっかけ作りの秘密が隠されいたとは、なんとも深~いお話ですよね! この他にも、ハイスコア達成者や成績が上位のプレイヤーのスコアおよび名前をデモ画面で表示するのも昔からよくあるパターンです。IWC ポルトギーゼこれはプレイヤーにそれまでのハイスコアを抜くというひとつの目標を提供することによって競争意識をあおり、インカム(売上)アップにつなげる狙いがあります。現在ではこれをさらに発展させ、オンライン対応のゲームであればプレイヤーごとの全国ランキングを集計して表示したり、ライブモニターを使用して上手なプレイヤーのリプレイ映像や期間限定イベントの告知などをデモとして流し、ゲームの魅力がより伝わるように工夫を凝らしています。ディオール なお、ハイスコアについては第2回の当コラムのテーマとして取り上げていますので、ぜひこちらもご覧になってみてください。 ●今や忘れ去られた演出、「コーヒーブレイク」の持つ意味を振り返る ここからは1980年代初頭に発売されたゲームによく登場した、30代以上の方には懐かしい「コーヒーブレイク」と呼ばれるデモ画面の例を見ていくことにしましょう。TISSOTティソ T-Classicクラシックシリーズ 今ではすっかり死語と化した「コーヒーブレイク」ですが、これはプレイヤーが実際に遊んでいる最中にときどき登場するデモ画面の総称です。その意図するところは、プレイヤーの目を楽しませるのと同時に休息の時間を与え、文字通りお茶を飲んだりタバコを一服したりしてリラックスさせるための気遣い、すなわちサービスをすることにあります。Casioカシオ Regular 「コーヒーブレイク」の元祖は、先ほども紹介した往年の名作である「パックマン」。本作では2面および6面、それ以降は4面クリアするごとにデモ画面が登場し、同時にここでしか聞けないBGMが流れてプレイヤーを大いになごませてくれます。バーバリー カップルペアシリーズまたデモ画面のパターンは全部で3種類ありますので、これらの演出を自力で何種類見られたかどうかが、当時のプレイヤーの実力を示す一種のバロメーターになっていた点も見逃せないポイントです。 ちなみに、本作を開発した岩谷徹氏は著書「パックマンのゲーム学入門」(エンターブレイン刊)において、「追いかけっこをベースにしたゲーム性は長い緊張感が続き(中略)……そこで、ゲームプレイの緊張感をほぐす役割と、キャラクターの世界観を広げる意味を込め、ステージの合間にデモアニメーションの挿入を提案したのです。ルイ・ヴィトン バッグ」と述べています。とても面白い本ですので、興味のある方はぜひご一読されることをオススメします。 SWATCHスウォッチ Original 当時の大ヒット作が取り入れたアイデアということもあり、以後「コーヒーブレイク」の演出が登場する作品が相次いで現れるようになりました。以下の動画は先ほども紹介した「Mr.Do!」、およびタイトーが1983年に発売したアクションゲーム「ちゃっくんぽっぷ」の「コーヒーブレイク」の様子です。GUCCI バッグいずれも3面クリアごとにデモが挿入され、「ちゃっくんぽっぷ」については「パックマン」と同様に複数のパターンが存在します。 余談になりますが、任天堂が1983年に発売したファミリーコンピュータ用ソフトの「麻雀」では、ゲーム中にポーズをかけるとティーカップの絵と「TEA TIME」というメッセージが表示されます。 エルメスHermesこれもおそらく、「コーヒーブレイク」にインスパイアされた演出なのではないかと思われます。 やがて時代が進むとともに、「コーヒーブレイク」という言葉を耳にする機会はほとんどなくなりましたが、プレイ中のデモ画面のバリエーションはさらに豊かになっていきました。ベルト belt フェンディその理由は、コンピュータの描画性能が向上して見た目にも美しいアニメーションが描けるようになったことと、ただ敵を倒す以外にもゲーム内にいろいろなストーリーを盛り込んだタイトルが増えたことの2点に集約されるのではないかと推測されます。 例えば、前回もご紹介したナムコが1984年に発売したアクションゲーム「ドラゴンバスター」では、3ラウンドをクリアするごとにお姫様が登場するデモが挿入され、特定のアイテムを持っていれば姫の救出のシーンが、持っていないときは再び敵のドラゴンがさらっていく場面のデモが流れます。IWC ポルトギーゼつまり、プレイヤーに「コーヒーブレイク」の時間を与えるのと同時にゲームのストーリー展開も説明しているわけです。 このようなデモの導入は1990年代以降の作品でも数多く見られます。TISSOTティソ T-Pocket懐中時計シリーズ以下のムービーはセイブ開発が1993年に発売したシューティングゲーム、「雷電II」で5面をクリアしたときに流れるデモ画面です。本作では5面のボスを倒すとゲーム開始時に登場した母艦にいったん帰還し、再度飛び出すと今度は地上から敵の親玉が待ち受ける宇宙空間へと舞台が移るというとても長いムービーが流れます。Rolexロレックス エアキング画面とBGMの美しさ(※デモ中の曲は1面のテーマと同じです)もさることながら、かなりハードな内容のゲームなのでプレイヤーとしてはたいへん貴重な休息時間としても重宝します。 さらに追記しますと、「雷電II」と同様に宇宙へ飛び立つデモ画面の演出は1981年にテーカン(現:コーエーテクモゲームス)が発売した「プレアデス」や、ジャレコが1984年に発売した「フォーメーションZ」などでも見ることができます。レディース腕時計 また、手元に現物がないので映像を用意することがきなかったのですが、アイレムが1984~87年にかけて発売したアクションパズルゲームの「ロードランナー」シリーズでは、次のステージから新しい敵の種類が登場し、舞台が変わるときにデモ画面が挿入されるようになっていたと記憶しています。筆者は初めてこのデモを見たときには、「ウワッ、何だか強そうな格好をした敵が出てきた。SEIKOセイコー Lukia ルキア次の面からすごく難しくなるのかなあ……」などという恐怖感や、同時に未知の世界に進めるワクワク感もあってとても感動したのが今でも忘れられません。 アーケードゲームにおいて随分前から絶滅した感のある「コーヒーブレイク」ですが、その原因はおそらく収益性に問題が生じるからでしょう。Casioカシオ G-SHOCKデモ画面の最中はプレイヤーがミスをする要素が一切ない、つまり追加料金が取れない状態になりますから、あまり導入し過ぎると時間効率が悪くなりお店側がもうからなくなってしまうからです。これは筆者の推測になりますが、各ステージをクリアするごとに得点計算などのリザルト画面を表示する作品が多くなるにつれて、その分「コーヒーブレイク」の演出を割愛せざるを得なくなったという事情もあったのではないでしょうか。Citizenシチズン カップルペアウォッチこのあたりも今後の研究課題となりそうですね。 ●家庭用ゲームにおけるデモ画面の工夫 ここからは、家庭用ゲームにおけるデモ画面の面白い使用例を見ていくことにしましょう。Rolexロレックス その他の家庭用のパッケージソフトの場合は、アーケードゲームと違って一度ソフトを購入すれば追加料金を払う必要は一切ありません。ですが、プレイヤーにゲームの内容を理解してもらうためのデモを用意する例は昔から非常に多く存在します。IWC クラシックパイロットこれはアーケードからの移植作品に限らず、家庭用オリジナルのタイトルでも同様です。 写真は、1995年にクエストが発売したスーパーファミコン用のシミュレーションRPGである「タクティクスオウガ」。Titoniチトニ SlimLine本作にはたくさんの種類のユニットが登場しますが、その特徴をアニメーションを交えながら非常に分かりやすく説明したデモ画面を用意して、プレイヤーが少しでも覚えやすくなるよう配慮しています。また文章での解説は一切出てこないのですが、実は各ユニットが手にしている武器はそれぞれが最も得意とする物を持っているので、ちょっとした攻略のヒントにもなっています。IWC 本作はゲームの解説を交えたデモを取り入れた典型例ですが、近年はソフトを起動直後のデモ画面でストーリー(プロローグ)を説明するためのオープニングムービーを流してから、タイトル画面へと移行するタイトル目立つ印象です。その代わりに、ゲーム内容や操作方法などの説明はスタートボタンを押した後に登場するチュートリアル機能を使ってプレイヤーを手助けするケースが多いようです。バーバリー カップルペアシリーズなお、チュートリアルについては当コラムの第14回でも取り上げておりますので、興味のある方はぜひこちらもご一読ください。 家庭用ソフトではセーブデータを呼び出したり新しいステージに進んだときなど、いわゆるロード時間が発生するのは日常茶飯事。シャネル バッグロード中には「しばらくお待ちください」とか「NOW LOADING」などと画面に表示され、プレイヤーからしばし時間を頂戴することになります。 ロード時間がほんの数秒程度で終われば特に気にはなりませんが、予想以上に長時間待たされたせいで「遅いなあ……」「早くしろよ!」などと思わず声に出してしまった経験が皆さんもきっとあるのではないでしょうか? また、もしロード中に画面が真っ暗なまま何も表示されなかった場合、「アレ、故障かな?」などとプレイヤーが勘違いしてしまうことにもなりかねません。ミュウミュウ そこで家庭用ゲームにおいては、ロード中の間(ま)をつなぐ目的でもデモ画面が活用されることになります。 例えば、1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が発売したプレイステーション版の「ファイナルファンタジーIV」。 BURBERRY バーバリー本作は元々スーパーファミコン用のROMカセットで発売されたものですが、PS版はCD-ROMになった関係でセーブデータのロード時間が以前よりも長くなってしまいました。 そこで、PS版ではロード中にちょっとした時間つぶしができるように、ゲームのキャラクターたちが登場するアニメーションを見せることでプレイヤーの目を楽しませるようにしています。IWC ポートフィノまた、デモ画面には非常に多くのパターンがあり、どれが出るかは毎回ランダムで変わるのもプレイヤーにとってはちょっとしたお楽しみにもなっているのです。 当コラムでたびたび紹介しているプレイステーション用ソフト「ナムコミュージアム」の各シリーズでも、タイトル画面でゲームを選択後のロード時間中にキャラクターのアニメーションが表示されます。ベルト belt バーバリーこのキャラクターは、ロードが完了するまで画面内の左右を往復する動きをずっと繰り返しますが、実はボタンを連打するとスピードがどんどん速くなるようになっています。つまり、これに気づいたプレイヤーが面白がってボタンを夢中で叩きまくっていると、いつの間にかデータの読み込みが完了してお目当てのゲームがすぐに始められるという、なんともナイスな仕掛けなのです。IWC 以下のムービーは、「ナムコミュージアムVOL.1」で「ギャラガ」を起動したときのものです。だんだん速くなるキャラクターを目で一生懸命追いかけていると、ロード時間が実際よりもかなり短く感じられるようになるのがきっとお分かりいただけるかと思います。Longinesロンジン Presence とりわけ画期的だったのは、プレイステーション草創期のヒット作として有名なナムコが1994年に発売したドライブゲームの「リッジレーサー」。本作では、ゲーム起動中の待ち時間にミニゲームとして「ギャラクシアン」を遊べるようにすることで、プレイヤーを待ちぼうけ状態にさせない見事な工夫をしていました。 SWATCHスウォッチ Original さらに驚くことに、ロードが完了する前に敵を全滅させることに成功すると、なんと本編をプレイする際に選択できるマイカーの種類が大幅に増えるという、心憎いばかりの楽しい裏技も盛り込まれているのです。なお、これと同様の裏技および「遊べるデモ画面」のアイデアは、続編の「リッジレーサーレボリュージョン」など他のタイトルでも採用されています。Longinesロンジン Lyre それからゲームとは直接関係ありませんが、Wiiやニンテンドー3DSでダウンロード用ソフトなどを購入すると、Wiiではデータをロード中にマリオが、3DSであれば買い物バッグのようなデザインの可愛いキャラクターが画面内をちょこまかと動き回るデモ画面が表示されるようになっています。「何パーセントダウンロード完了」みたいな文字やゲージを表示するだけでなく、このようなアニメも挿入することでユーザーになるべくストレスを与えないようにしているわけですね。GUCCI グッチ 長財布 ちょっとお話がそれますが、筆者がゲームセンター店員だった時代にある先輩から「お客様から何か頼まれたときには、極力お待たせしないで対応するのが鉄則だ」と教わった記憶があります。上記のようなデモ画面の工夫は、まさにこれとまったく同じことが言えるのではないでしょうか? 以上、デモ画面をテーマにした今回のコラムはいかがでしょうか? 一見すると何気ないような演出であっても、そこにはさまざまな工夫が凝らしてあることがお分かりいただけたことでしょう。ベルト belt フェンディ ゲーム内容を理解させるだけでなく、ロード中にプレイヤーを退屈させないためにデモ画面を挿入する方法などは、今後もプラットフォームを問わずいろいろ応用ができるのではないかと思われます。現在流行のソーシャルゲームなどにおいても、対戦相手のマッチング中など往々にして待ち時間が発生しますので、もしかしたら「コーヒーブレイク」のような使い古されたサービスがプレイヤーのイライラ防止対策として復活することになるかもしれませんね。 フェンディ それからゲームセンターにおいては、プレイヤーが実際に遊んでいるときも一種のデモ画面として機能する点も見逃せないところです。特に上手な人のプレイは、店員が口頭で説明するよりもはるかにゲームの面白さや遊び方が伝わりやすいですからね(あまり長く遊ばれるとインカムに響きますが)。Longinesロンジン Lyre私事にて恐縮ですが、筆者が少年時代にゲームにハマった大きな要因のひとつがまさにこれで、「俺もいつかあの人みたいにうまくなりたい!」などとあらゆるゲームを夢中になって遊んだものでした。 初期のビデオゲームはゲームの内容が単純だったこともあり、シューティングであれば目の前の敵を撃つ、ドライブゲームであればハンドルやアクセルを操作して走ればいいと直感的に遊び方が分かるものばかりでした。バレンシアガ現在は当時とは比較にならないほどゲーム内容が総じて高度になった分、デモ画面を通じていかにゲームのキモとなる面白さや魅力を見た人に伝えられるのか、まだまだ研究や工夫の余地が残されているのかもしれませんね……。 PR |
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